刺されると激しい”かゆみ”を引き起こすトコジラミ。近年になって生息範囲を広げており、メディアでも取り上げられることが増えてきました。
その報道を見て
- 「子供が刺されたらどうしよう…」
- 「自分の寝室は大丈夫だろうか?」
と、心配になっている人も多いはずです。
そこで当記事では、トコジラミの予防のために知っておきたい「トコジラミの弱点」と対策に有効だと考えられる「レイコップ PRO2」について解説します。
トコジラミ対策に悩む人や、家庭内の衛生環境に不安を抱く人におすすめの内容です。ぜひ最後までご覧ください。
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怖すぎるトコジラミの特徴
トコジラミは家庭やホテルなどに潜んでいる小さな害虫で、多くの人を悩ます厄介な存在です。
この小さな虫がなぜ恐ろしいとされるのか、その特徴を詳しく見ていきましょう。
刺されると激しい”かゆみ”が
トコジラミに刺されると、激しい”かゆみ”に襲われます。蚊にさされた時のかゆみよりも数倍強く、眠りを妨げられるケースも珍しくありません。
あまりのかゆさに刺された箇所を掻きむしって血だらけになる人も。
さらにこの症状が1週間以上も継続することが、トコジラミが恐れられている理由です。
強すぎる!生命力と繁殖力
驚異的な生命力と繁殖力を持っている点もトコジラミの恐ろしいところです。
トコジラミは数カ月間も食事を摂らずに生存することができ、一部の殺虫剤に対する耐性も獲得しています。
また、繁殖力も非常に強くメスは1日に5〜6個の卵を産むことができます。
その結果、短期間で大量に繁殖することが可能で、これがトコジラミの駆除を困難にしています。
駆除が困難だからこそ、トコジラミを家に持ち込まない予防対策が重要なポイントとなるのです。
もしも、すでにトコジラミの被害にあっていたり不安な場合は専門の駆除業者に相談することをお勧めします。
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トコジラミの弱点って何?
多くの研究機関による実験によって、トコジラミの生態や弱点が明らかになってきました。
トコジラミの被害を最小限に抑えるためにも知っておきたいポイントです。
熱に弱い
ミネソタ州立大学のStephen A. KellsとMichael J. Goblirschらの研究によって「トコジラミは熱に弱い」ということが明らかになっています。
種類 | 温度 | 時間 |
---|---|---|
トコジラミの卵 | 45℃/113℉ | 420分 |
トコジラミの卵 | 48.3℃/119℉ | 71分 |
トコジラミの成虫 | 45℃/113℉ | 95分 |
トコジラミの成虫 | 54.8℃/130.6℉ | 0〜1分 |
この研究によるとトコジラミの成虫は48.3℃、卵の場合は54.8℃で死滅するとされています。
また成虫に54.8℃の熱を与えると、わずか0〜1分で死滅します。
研究結果からもわかるとおりトコジラミは熱に弱く、熱湯やドライヤー、アイロンなどが有効な対策となります。
紫外線に弱い
「トコジラミの駆除に紫外線が有効である」というデータがあります。
これはオハイオ州立大学のJaime Itenによる研究によるもので、トコジラミの卵と幼虫に紫外線を1、2、5、10秒間照射して、その生存率と行動にどのような影響があるかを調査したものです。
その実験結果として、紫外線はトコジラミの生存率と宿主を探す能力に悪影響を与えることが示されました。特に5秒以上の照射では卵の孵化率が大幅に低下しています。
紫外線照射時間とトコジラミの幼虫の14日後の死亡率
紫外線照射時間とトコジラミの宿主探索成功率
衝撃にも弱い
トコジラミの研究は日本でも行われており、株式会社ダスキンの田中豊一氏、田中敏夫氏による論文によって「吸引掃除機がトコジラミ駆除に有効である」という実験結果が発表されています。
実験では38体のトコジラミを掃除機で吸引。
その後の状態を確認すると成虫の97.4%は1週間以内で死亡して、残りの2.6%も8日後までにすべて死亡していました。幼虫も1日以内で100%が死亡したという結果です。
これらの死亡要因は吸引時にトコジラミが掃除機内の各所に衝突し外傷を負ったものだと推測されています。
殺虫耐性の強いトコジラミでも「物理的な衝撃には弱い」ということが判明しています。
レイコップで熱風と紫外線の衝撃のトリプル予防対策
研究実験は特定の条件下であるため、生活環境における実際の効果は不明ではありますが、それでも熱や紫外線、掃除機による吸入はトコジラミ予防に一定の効果があると推測されます。
そこで注目したいのがレイコップから発売されている「レイコップPRO2 RS3-300JP」です。65℃の温風を作り出すヒーターやUVランプなどを搭載しており、優れたダニ除去の効果が確認されています。
レイコップPRO2は「ダニやハウスダストに悩む人々を救いたい」というコンセプトのもと開発された商品であるため、トコジラミに関する実験はされておらず、その効果も発表されていません。
しかし、レイコップがアプローチするダニの弱点、つまり「60℃以上の高温で死滅する」という点や「紫外線照射によって極端に活動が鈍くなる」という点は、前述したトコジラミの研究結果と非常に酷似しています。
よって筆者の推測ではありますが、レイコップPRO2はトコジラミの予防対策にも活用できると考えられます。
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レイコップ PRO2の特徴
Amazonの口コミを確認すると「想像以上のパワー」「めちゃめちゃ汚れとれてドン引き」といった高評価が寄せられている「レイコップ PRO2」について特徴を解説します。
約65℃の高温風を送り出す「PTCヒーター」を搭載
レイコップPRO2は、約65℃の高温風を生み出す「PTCヒーター」を備えています。
この機能により、熱に弱い害虫を狙って高温風を吹きつけることが可能です。
さらに温風はふとん内部の水分を除去し、快適でふかふかの寝具環境を整える効果もあります。
紫外線を発する「UVランプ」を搭載
レイコップPRO2は、医療現場でも除菌灯として使用されている「UVランプ」を搭載しています。
これは波長253.7ナノメートルの強力なUVランプで、害虫の弱体化やウイルスの除菌効果を期待することができます。
パワフルにふとんを叩く「フィンパンチブラシ」を搭載
搭載されている「フィンパンチブラシ」による毎分29,800回の「パワフルたたき」効果によって、ふとんの奥に詰まっているハウスダストなどを叩き出し、しっかりと吸引することができます。
また、害虫に直接的な衝撃を与える効果も見込めます。
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トコジラミが大量に発生したならば
もしもトコジラミがすでに発生しており、それが駆除不可能というほどに繁殖していたのならば、速やかに専門駆除業者に依頼することをおすすめします。
プロの業者は専門的な道具や強力な薬剤を用いて確実にトコジラミを駆除してくれます。トコジラミの被害が拡大する前に相談してみてください。
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この記事を書いた人
当サイトでは筆者が害虫や害獣に関わってきた知見をもとに、その駆除・予防などに役立つ情報をお届けしています。図解やイラストなども交えてわかりやすく解説することを心がけております。厄介な害虫獣に困っている人に対して、解決の一助となりましたら幸いです。