昨年末からフランスや韓国、台湾など、世界各国でのトコジラミ被害がニュースで取り上げられていますが、トコジラミの魔の手は日本にも広がっています。
ここ最近はビジネスホテルを中心としてトコジラミの目撃情報が相次いでいましたが、ついに「電車内でも発見した」という衝撃の投稿がSNSで寄せられています。
当記事では日本の電車にも出没しはじめたトコジラミの詳細と対策について解説します。
>>参考記事:【日本全国版】トコジラミに関するホテルの口コミまとめ
電車の座席にトコジラミを見つけた!衝撃のニュース
2024年3月10日、JR東日本の宇都宮線を利用する乗客から「電車内でトコジラミを発見した」という情報が報じられました。このX(旧ツイッター)での投稿は瞬く間に拡散され、公共交通機関の利用者だけでなく、一般の市民からも大きな関心を集めました。
投稿主はイベントからの帰宅のため上野駅から乗車しましたが、車両の座席にトコジラミを発見。その後、このトコジラミを捕獲して駅員に存在を報告しています。本来は触りたくなかったはずですが、トコジラミの拡散防止のために行ったこの行動は称賛されるべきものでしょう。
見つかったトコジラミのサイズ
見つかったトコジラミのサイズは、およそ5ミリ。
ダニの大きさは0.5ミリ程度で目視が困難ですが、トコジラミは肉眼でもはっきり確認することができます。
しかし電車内でこれを見つけたのはすごいですね。
JR東日本の対応は?
3月11日時点では、大きな対策についての情報はありません。
実は2023年にも大阪メトロの谷町線でトコジラミが発見された報道があり、これを受けて大阪地下鉄の全線で約1380車両が清掃された事例があります。
また、お隣の韓国の地下鉄内でもトコジラミが発見された事件がありましたが、全車両の消毒や布製のシートの張り替えなどが行われました。
これらと同様にJR東日本でも何らかの対策が行われる可能性があると考えられます。
トコジラミに刺されるとどうなる?
トコジラミに刺されると、強い痒みが襲います。その痒さは蚊に刺された時の数倍の痒さだとも言われています。
さらに、強い痒みによって不眠症や神経障害、発熱などの症状になることも。
トコジラミは衣服に付着して人間の寝室に忍び込み、深夜に人を襲います。その特徴から海外では「Bed bug(ベッドバグ)」と呼ばれており、駆除も困難であるため恐れられている害虫なのです。
トコジラミの痒みは1週間から2週間ほど続きます。市販の痒み止めを塗って様子を見るのが一般的ですが、症状がひどくなった場合は、皮膚科の受診をおすすめします。
ムヒアルファEX
効き目にこだわった「PVA+ジフェンヒドラミン塩酸塩」の組み合わせ処方です。ムヒアルファEXは、このような虫さされ用に開発されたクリームタイプのかゆみ止めです。炎症によく効くアンテドラッグ型抗炎症成分(PVA:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)に、すばやくかゆみをおさえる成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)を組み合わせた、効き目にこだわった処方です。蚊はもちろん、ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲなどによる虫さされ・かゆみにも効果を発揮します。
トコジラミの対策は?
電車でのトコジラミ対策について、いくつかの効果的な方法があります。
公共交通機関を利用する際には、虫除けスプレーの使用、体を払うこと、荷物を座席に直接置かないようにすることが推奨されます。
スキンベープミスト プレミアム
トコジラミの忌避に有効である成分「ディート」の濃度を30%まで高めた虫除けスプレーです。5時間〜8時間ほど虫除け効果が持続するので、安心して就寝できます。
トコジラミの繁殖は気温が25度以上になると活発になるため、夏場は特に注意が必要です。
家に持ち込まないための対策として、外出先から帰宅後は荷物のチェックや、旅行や出張から戻った際にはベッド周りを念入りに調べることが重要です。
レイコップ PRO2 RS3-300JPWH
レイコップPRO2は、約65℃の高温風を生み出す「PTCヒーター」を備えています。この機能により、熱に弱い害虫を狙って高温風を吹きつけることが可能です。また、搭載されている波長253.7ナノメートルの強力なUVランプによって、害虫の弱体化やウイルスの除菌効果を期待することができます。さらに搭載されている「フィンパンチブラシ」による毎分29,800回の「パワフルたたき」効果によって、ふとんの奥に詰まっているハウスダストなどを叩き出し、しっかりと吸引することができます。
この記事を書いた人
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